下倉楽器オリジナル管楽器　ザ・マルカート。
プロフェッショナルモデル　BB331TRAVEL

BB331TRAVEL　チューバ　～Professional Model～

イエローブラス・ラッカー仕上げ・Es替え管付き・4ロータリー仕様。

コンパクトで持ち運びのしやすいトラベルチューバの登場です。F管だけでなくEs管の替え管もついており小さいながらもしっかりとした音色が魅力の楽器。
シャンクはトロンボーンの太管かチューバの極細管のシャンクになります。

定価 ￥247,500

￥198,000（税込）

BRASS TRIBEに掲載されました！

雑誌「ブラストライブ　Vol.29」にて、

マルカート　トラベルチューバが掲載されました。

発売時より、話題を集めたこの楽器、プロの演奏家から学校の部活まで、幅広い方々に使用していただいております。

トロンボーンのマウスピースで吹ける”チューバ”

そんな楽器を、さまざま観点からインプレッションした記事をお楽しみください。

世界初！？トラベルチューバの旅

本誌の持論は「トロンボーンにマウスピースは人類を変える」というもの。そう、人類をみな「楽器族」に変えてしまう威力を持っていると、かたく信じているのです。

とにかく、誰にでも音が出しやすい。トロンボーン本職のかたには申し訳ないのだが、他の金管楽器に比べて、素人さんに手渡したときの、「発音率」が以上に高い。これは事実。もちろん、そこから先が「奥が深い」のも事実で、音が出たからといってそれで誰でもトロンボーンがひょいひょい吹けちゃう・・・・なあんてことはありません。あくまでもマウスピースだけ。

意外とこのトロンボーンのサイズのマウスピースは、活用範囲が広くて、トロンボーンは当然のことながら、ユーフォニアム・バリトン・バストランペット、トロンボーンのサイズのマウスピースでトランペットが吹けてしまうという時代になっちゃったんです。

ではチューバはどうか。あるんですね、これが。これまでなった。これからはこれがある。名づけて「トラベルチューバ」・・・ごめんね、芸がなく。そう、この商品名ではすでにドイツ系の楽器メーカーからいろいろなタイプのものが出ているのです。その名の通り、どこへでもトラベルできちゃうチューバ。チューバより1オクターブ高い音域が守備範囲であるユーフォニアムより一回り小さいくせに、キーはユーフォニアムより4度低い。こんな小さくて、プロフェッショナルがソロで使うF管と同じ長さ。これを発売元のマルカート（下倉楽器）と語り合って、トロンボーンシャンクにしてしまった・・・というのがこのモデル。もともとチューバのマウスピースだとちょっとバランスの悪いところがあったのですが、シャンクを太管のトロンボーンに変え、チューニングスライドを少し長くした。そうしたら、きちんと音程バランスのよい、ちっちゃなチューバ・・・なのにトロンボーンのマウスピースで吹けちゃう、という、なんともヴァーサタイル（多様性）な面白いものが完成。

富士山を望む風光明媚な河口湖に隣接した素敵なホールで、（バストロンボーンの世界的名手である井上順平氏の推薦で）堂本雅樹氏に試奏してもらいました。もうすごい響いちゃって、ほんとにかっこいい。この瞬間、この楽器はイケるを取材班は確信。

さらに、バストロンボーン奏者・津崎知之氏も試奏しているうちになんとダブルペダルのFまで鳴って大びっくり！

おなじくバストロンボーン奏者の星野舞子さんは、「チューバがいないときに、トロンボーン奏者が持ち替えて、チューバパートを吹くにはいいかも」と建設的なコメントをしてくれました。

TINTSのリーダー、中村友子さんが指導している小学校では、やはり体格の問題でチューバをどうするかにアタマを悩ませていたそうで、このトラベルチューバなら何とかなるかもとのこと。

いろんなプロフェッショナルな皆さんの意見を聞いていると、ともかく一致してるのは、「小さくて便利かも」という点。

「一緒にいろんな可能性、試してみましょう」

そう微笑むのは、特製合同演奏クイーン「こやなぎ京」。もともとユーフォニアム大好き！という彼女、ユーフォより持ち運びが楽になるというからいやも応もない。置賜農業高校（山形）の協力を得て実験を繰り返し、ついに完成した、「こやなぎ団のテーマ」。

トラベルチューバで参加できる簡単でかっこいい曲。津崎氏の卓越したアイディアで、音がまだ十分に出せない初心者でも、自由自在に遊べるベテランでも、ともに音楽的充足感を味わえる楽曲です。（この楽譜は雑誌に掲載されております。）

小さくてもしっかり鳴って、いつでも楽しめる。それが、”マルカート・トラベルチューバ”です。

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